(画像は国民生活センター発表資料冒頭)
国民生活センターが12日に「自転車と特定小型原動機付自転車で着用が努力義務化された乗車用ヘルメット‐安全性に係る規格等への適合状況と1歳未満の子どもの着用について‐ 」という資料を発表しました。
(画像は発表資料より)
インターネット等で広く販売されている〝自転車乗車時に使用できる〟とうたっている商品のうち、安全規格適合マーク等の表示が無かったものを、自転車ヘルメットの安全規格「SGマーク」の基準に則ってテストした結果が載っています。
(テストの様子 発表資料より抜粋)
詳しいデータはぜひ国民生活センターの発表資料(リンク)を読んでいただきたいのですが、
・転倒などで想定される衝撃を全く緩和しない(基準の1/10以下の高さでもクリアできない商品も)
・あご紐が千切れる(そもそもあご紐すら無い商品まで)
・横から力を掛けると帽子が脱げる
と、事故が起きた際にはヘルメットとしての役割を果たさない商品であることがハッキリとしました。
4月からの自転車乗車時のヘルメット着用義務化(努力義務)によって一時的に品薄状態となっていたこともあり、安全基準を満たさない粗悪な商品が巷にあふれる結果となった訳ですが、現在では基準を満たした商品の在庫も回復し始め、また様々なメーカーから、普段からかぶりやすいデザインの(勿論SG取得の)ヘルメットも豊富に発表されています。敢えて基準未取得のヘルメットを選ぶ必要性は無いと言って良いでしょう。
ちなみにSG規格は『交通の方法に関する教則』のなかで『 国家公安委員会告示第五十三号(2022年12月23日)第三章第一節1(8) ~ SGマークなどの安全性を示すマークの付いたものを使い』とヘルメットに関して挙げられている安全規格で、日本の交通事情や日本人の頭の形を踏まえた設計が行われており、万が一、事故が製品の欠陥によるものと判断された場合に賠償する制度などを備えています。
とはいえ自分の仕事に合った安全なヘルメットがどれか分からない、という方は是非とも当社までお問い合わせ下さい。使われる方、ご予算などに応じて様々なヘルメットをご提案させていただきます。
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株式会社シゲオー