「考えてますか?」自転車事故への備え

先月、札幌市で7男の子が歩道で自転車にはねられたところを、コンビニの防犯カメラが捉えた映像が衝撃的でした。

自転車は気軽に気がるに乗れる車両であることは否定しませんが、一歩間違えれば自分や子供だけでなく、歩行者の命を奪う危険性があるものだということを、常に考えておく必要があります。

この事故を起こした男性は後に捕まりました。この時全くの不注意だったかはわかりませんが、直ちに止まれないようなスピードで歩道を走る行為は、危険を予測した運転とは言い難いですし、

子供に衝突した後も、少し声をかけた後立ち去ったところからも、自転車の事故は軽微なもので、大きな問題にならないだろうという認識が自分の中にあったのだろうと思います。

しかしながらこの「認識」、世間一般的に蔓延している自転車に対する雰囲気が、そのような認識にさせているのではないだろうか?

時期 賠償額 経緯
2017年2月 未確定 川崎市の商店街で20歳の女子大生が左手にスマホ、右手に飲み物を持ち、左耳にイヤホンをした状態で電動自転車を運転し77歳の女性に衝突し死亡
2013年7月 9521万円 神戸市の住宅街、小学5年の少年が運転する自転車と、通行人の62歳の女性が衝突。女性は意識がもとらず、寝たきりになった事故
2006年6月 9266万円 男子高校生の運転する自転車が車道を斜めに横断中、対向車線を直進してきた24歳男性の運転する自転車と衝突する事故。この男性は言語機能喪失などの重大な障害が残った。
2003年9月 6779万円 ペットボトルを片手に持ちながら自転車を運転していた男性が、横断歩道を歩行中の38歳女性と衝突。女性は脳挫傷で3日後に死亡した事故

「たかが自転車」という軽い気持ちでは済まされない現状が、上記の賠償額をみれば誰しもが真剣に考えざるを得ない。

自動車やバイクの運転に際しては、どうしても万が一の事を考えると、誰もが任意保険に加入をしておこうというのがほとんどであろう。これは自動車などは大きな鉄のかたまりで、ひとたび人に衝突すると大惨事になってしまうという「認識」から、任意保険に加入することで、「安心を備え」ているのだと思います。

しかしながら、先ほど例に出した自転車事故の現状を見るとどうだろう。賠償額や被害の状況を考えると、「たかが自転車」とは済まされない危険がいたるところに潜んでいるのではないでしょうか?

自転車も自動車などと同じように、万が一の事態に備え、本人のためだけではなく、事故にあわれた被害者に対してもしっかりと賠償責任を取る備えをするため、自転車の賠償責任保険に加入して、「安心を備え」てはいかがでしょうか。

『気軽に乗れる自転車だかこそ、気がれるに入れる保険を!』