自転車に青切符 道交法改正案が閣議決定

既に各方面で報じられていてご存じの方も多いかとは思いますが、自転車に反則金制度(青切符)が導入されることが閣議決定され、今国会を法案が通過すると、遅くとも2026年から施行されることとなる見込みです。

自転車 “青切符” 悪質違反に反則金 道交法改正案を閣議決定(NHKニュース3月5日)

交通事故件数全体に見る割合の増加や、自転車が関係する事故の多くに自転車側の違反行為が認められることなど、こういった流れになることはある程度致し方ない部分はあるかと思います。

平成27年に導入された自転車運転者講習制度の段階で改善の傾向が見られていれば、こういったことも無かったのかもしれませんが、残念ながらこのままでは改善の見込みがないと判断されたのでしょう。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-1024x937.png(画像はNHKニュースサイトより引用)

青切符の対象となる違反行為も少しずつ明らかになってきました。
100を超える行為が対象になるとされていて、その中でも重大な事故につながる恐れのある違反は重点的に取り締まる、としています。
代表的なものは以下のようなものが挙げられています。

 

【主な違反行為】( )内は反則金の金額
・信号無視(6千円)
・一時不停止(5千円)
・右側通行(6千円)
・携帯電話やイヤホンの使用(1万2千円)

などが挙げられています。

とはいえ、既にこれらの行為は現時点でも違反行為であり、単に赤切符を行使することへのハードルの高さから注意や警告カードなどに留まっていただけでもあります。
(悪質なケースで検挙され、度々SNSやニュースにも取り上げられていますね)

ちなみに飲酒運転は重大な悪質行為の為、青切符導入後も変わらず赤切符・刑事罰の対象です。絶対に止めましょう。

更に「制動装置不良車両運転」つまりブレーキが効かないような状態の自転車を運転することも違反となります(6千円程度の反則金が設定されると予想されています)。
日々の点検やメンテナンスも今以上に重要になって来ますね。乗車前点検や定期的なメンテナンスを行っていない事業者の方は、これを機会に定期的な点検の導入を検討されてはいかがでしょうか?

当社では長年、安全教育への協力・資料提供などを行ってまいりました。
今回の法改正に対しても引き続き情報収集と安全講習内容のアップデートなどをおこない、皆様の安全でスムーズな業務遂行をサポートして参ります。

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