【注意喚起】安全基準満たさない自転車用ヘルメット販売 消費者庁が措置命令

春から自転車乗車時のヘルメット着用が全年齢で努力義務化されて以降、インターネットなどでも自転車用ヘルメットの販売が急増しています。

しかしながらその中には自転車用ヘルメットの安全基準を満たさないものも多くあります。
そして今回問題になっているのは、インターネッと販売を中心に「CE取得済」と、安全基準を満たしているとうたっているにも関わらず、実際には安全基準に満たしていな商品がある、という点です。

自転車用ヘルメットの安全性を示すマークについて
―消費者庁が自転車用ヘルメットを標ぼうする商品に関する措置命令を実施―
(https://www.caa.go.jp/notice/entry/040391/)

(消費者庁HPより)

これにはCEのヘルメットに関する「CE1078」という安全基準が、第三者機関の認証を必要としない製造業者の「自己申告制」であることに起因しています。
EU内であれば、その後問題がある場合に是正される余地があるものの、その他の地域では「言ったもの勝ち」となってしまう問題があるのです。

もちろん、ちゃんと第三者機関や社内の厳しい審査などを経てCE1078の基準に沿ったヘルメットを製造しているメーカーも沢山あります。
ただ残念ながら、インターネット上に並んだ商品の中からそれを見分けるのは至難の業です

価格の点で魅力的に映る商品でも安全性が伴っていなければ、万が一の際に自分の身体を守れない恐れがあります、それでは本末転倒です。


(SGマーク取得のためのヘルメット性能試験の様子)

日本には第三者機関がしっかりと審査を行い、商品の安全を確認したヘルメットに貼り付けるSGマークがあります。
SGの基準は日本の道路・交通事情を考慮したものとなっており、余程のことが無いかぎり、ヘルメット選定の際はSGマークを基準に選ぶことを強くお勧め致します。

シゲオーでは、各種安全基準などを考慮したうえで、お客様の用途に合ったヘルメットの提案を行っております。業務での自転車利用中に使用するヘルメットをお探しの方は、是非ともご相談くださいませ。

ビジネスバイク・業務用自転車のメンテナンスメーカー
株式会社シゲオー