未来技術遺産に「電気自転車Electric Cycle DG-EC2」や「ヤマハ・PAS(XA1)」が登録されました

国立科学博物館が重要科学技術史として認定、登録する重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)に、ナショナル自転車(現:パナソニックサイクルテック)の『電気自転車 Electric Cycle DG-EC2』とヤマハ発動機の『ヤマハ パス(PAS)PA26(XA1)、ほか試作車』が登録されました。

2022(令和4)年度 国立科学博物館「重要科学技術史資料( 愛称:未来技術遺産)」18 件の登録について(2022.9.6)

 

電気自転車 Electric Cycle DG-EC2

(画像は国立科学博物館資料より引用)

1976(昭和51)年に松下幸之助が「電気屋らしい自転車をつくりなさい」と命じたことがきっかけとなって開発された、業界初の製品化された電動自転車です。
モーターによる自走が可能(最高時速18キロ)なので、免許(原付1種)が必要でした。

 

ヤマハ パス(PAS)PA26(XA1)

(画像は国立科学博物館資料より引用)

1993年に、世界で初めてペダルを漕ぐ力をモータで補助する運転免許の要らない自転車として認可され商品化された電動アシスト自転車がヤマハ・PAS(XA1)(写真①)です。
今回同時に登録された試作車(写真②③)を経て、自転車市場に電動アシスト自転車という全く新しいカテゴリの市場が誕生した、画期的な製品です。

これら電気の力を使う自転車が登場してから数十年、いまや当社の「タイムランナー・エコ」をはじめ、電動アシスト自転車は日常生活のなかに浸透し欠かせないものとなっています。

当社は今後も先人の築いた大事な技術と経験の蓄積を生かし、さらなるサービスの向上を通じて社会に貢献して参ります。

 

閑話休題

 

また今回、同時に登録されたものの中には

(画像は国立科学博物館資料より引用)
4号自動式卓上電話機 いわゆる『黒電話』☏(NTT・1949年)

(画像は国立科学博物館資料より引用)
3.5インチフロッピーディスク💾(SONY・1980年)

など、現在もアイコンとして残る製品もあります。