赤信号みんなで渡れば怖くない

聞いたことはあるけど発祥や意味は何なのかしら?という言葉、いくつもありますね。

交通に関する言葉として、あまり褒められたものではありませんが

赤信号みんなで渡ればこわくない」

というものがあります、誰でも一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか。

画像:三省堂国語辞典より

2021年の年末に三省堂から三省堂国語辞典の第八版が発行されました、新しく収録された3,500語の内容が話題にもなったのでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

「この先しばらくは使われると見込まれる言葉」が新規に収納されるそうです。その新規収録のなかに何故か掲題のコトバがありました。

この言葉は新語という訳ではなく、その項目の解説を読んでみれば「1980年に漫才コンビのツービートが広めた」とあります、もう42年も前の言葉です。1980年って42年“も”前なのか…

1980年と言えば、いったんは減少していた交通事故死者数が一転して再び増加に転じ「第二次交通戦争」と呼ばれる時代に入る端緒となった年です。その頃の世の中に漂う交通安全に対する意識の緩みを汲み取った言葉だったからこそ、残念ですが40年以上経った今でも残り、これからも使われるであろう言葉として辞書に載ったのでしょう。

(警察庁HP資料より引用)

近年は全体として見れば交通事故死者数などは減少傾向にありますが、ひとたび規範意識が緩めば同じことが繰り返されないとも限りません。

事実、自転車が関係する事故はコロナ禍や環境問題等を受けて利用者が伸びるのと歩調を合わせて事故件数が増加しています。そのほかにも違法電動キックスケーターの摘発強化や自転車への反則金(青切符)導入検討など、昨年は二輪車、軽車両等の交通マナーが問題視されるニュースが相次ぎました。

(警視庁HP資料より引用)

先日公表された昨年の交通事故死者数は2,636人と統計開始以来最少になりましたが、その中で日本は世界と比べ「歩行中」と「自転車乗車中」の構成率が高い傾向だということが指摘されました。事故死者数の一層の減少を目指す警察にとって取り組むべき点としてわざわざ言及されています。

一時停止や赤信号、左側通行・・・毎日の運転業務の中で「みんながやっているから、、、」と、流れに任せて何となく走っていませんか?

2021年某日、シゲオーのリヤカーをご利用戴いている企業様での講習風景

シゲオーでは業務に自転車・バイクを利用される企業様への安全講習、特に利用が増えているリヤカーを安全に走行させるためのコツや練習方法など、各種業界団体などと協力しながら交通安全への取り組みを強化しております。安全な運転業務の遂行は企業の大切な社会的責任です。1人1人がシッカリ判断して安全な運転業務を遂行し「赤信号みんなで…」が辞書に収録されなくなる日を目指し、これからも皆様の自転車・バイクを使ったビジネスをお手伝い致します。

 

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